自他共栄
講道館柔道の創始者で、「柔道の父」と呼ばれる嘉納治五郎翁の有名な言葉ですが、相互に信頼し助け合うことで、個々の成長と社会全体の繁栄を目指す精神を表しています。
これからの社会は、日本だけでなく世界中で益々貧富の差が大きくなると言われています。これは、日本のいわゆる「個人主義(selfish(利己的)に近い意味合い)」という表現に代表されるような、自己の利益を優先する考え、主張が昔よりも強くなっている、そしてそれが貧富の差の更なる拡大の原因の大きな一つになってくるように思います。
ただ、もちろん人間は一人で生きていけません。社会に所属する一員としての役割や権利を再認識し、本来の意味での「個人主義(individualism)」を各人がしっかりと発揮することが出来れば、これは社会全体の利益にも適う、と考えています。
私たちは、私たちの出来ることをしっかりと捉え、社会にその価値を提供し、また提供され、相互に成長しながら繁栄していくことを目指します。